インフラ業, サービス利用契約, 請負契約書, 月11-50件, 業務提携契約書

ペーパーレスの電子契約が、少人数での新事業立上げを支えてくれる

株式会社シェアリングエネルギー
代表取締役 古賀 恵美子様

ソーラーパネル設置ゼロ円の太陽光発電を、よりお客様に寄り添ったサービスに

最初に、御社が提供されている「シェアでんき」というサービスについて教えていただけますか。

シェアリングエネルギーは、日本国内の発電における「再生可能エネルギーの比率を高める」ことをビジョンに掲げ、2018年1月に設立したベンチャー企業です。まずその1つ目の事業として立ち上げたのが「シェアでんき」になります。

シェアでんきは、お客様が所有されている住宅物件の屋根を我々がお借りして、当社で太陽光発電用のソーラーパネルを設置させていただき、その発電で得られる電力の一部をご家庭で無料でお使いいただける、というものです。

初期の工事・設備費用は当社が負担しますので、イニシャルコストゼロで太陽光発電が導入できます。これは「第三者所有モデル」というもので、米国などでは一般的なんです。

太陽光発電システムを無料で設置できる「シェアでんき」

太陽光発電システムを無料で設置できる「シェアでんき

太陽光発電システムの価格は通常かなり高額とされています。シェアでんきで利用者は具体的にどれくらいのコストメリットがあるのでしょうか。

4kWの発電量があるシステムで、本来は通常初期コストとして160万円ほどかかります。シェアでんきでは、最低4kWから、屋根上に設置可能な大きさまでのソーラーパネルを導入することになりますが、大きさにかかわらず工事・設備費用は無料です。当社が屋根を使わせていただく対価として、1年間にソーラーパネル全体で発電した電力量の30%を、設置してくださったご家庭で無料でお使いいただけます。

残りの70%はFIT(固定価格買取制度)と呼ばれる国が定めた再生エネルギーによる電力の買取制度を利用し、当社が売電し、そこで利益を得るビジネスモデルとしています。一般的なご家庭なら、ソーラーパネルの発電だけで生活のかなりの部分をまかなえると思いますし、30%を超えて利用した場合でも一般的な電気料金より安価になるはずです。

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クラウドサインはお客様との契約で利用されているのでしょうか。

1つは、お客様と当社の間で締結する、シェアでんきのサービス利用契約で利用しています。それに加えて、ソーラーパネルを実際に設置する工務店やハウスメーカーとの業務提携契約書、電気工事を行う事業者との工事請負契約書にも使っています。

ソーラーパネルの設置にあたっては電力会社と経済産業省への申請作業も発生します。その際に当社が発電事業者として経済産業省に提出しなければならない同意書も、クラウドサインで対応しています。電力会社によっては電子契約がまだ利用できないところもありますから、それが解消されると本当にもっと助かるなあと思いますね。

クラウドサインを選んだ理由を教えてください。

最初にこのビジネスを始めようとしたとき、当然ながらコストを徹底的に計算しました。お客様に無料で設置していただき、3割の電力をお渡しする。できる限りお客様にメリットが生まれるよう、よりお客様に寄り添ったサービスにするには、経費をどう削減するのかが重要です。ひたすらコストカット、コストカットです。そうした状況で契約にクラウドサインを使うことで郵送代や製本・宛名書き等にかかる人件費を削減できたのは、やっぱり大きかったですね。

今後、契約件数が大幅に増えてくることも予想していますので、事業を始める前からクラウドサインを利用するのは前提条件の1つでした。

契約件数はどれくらいの規模になってくると予想されていますか。

月間100件以上になってくると思っています。なぜかというと、再生エネルギーの業界で今まさに懸念されている「2019年問題」が控えているからです。

FITにおいては、一般家庭の多くで導入している10kW未満の発電設備による余剰電力を、10年間一定額で買い取るルールとなっていました。ですが、この買い取りの10年の期限切れを迎える物件が2019年から表れ始め、その場合は売電収入がゼロになるか、電力会社に直接売電する場合でも単価が大幅に下落します。

そうすると、今まで売っていた電力を家庭で使いましょう、という時代になってくるはずです。そういった物件が現在55万世帯もあると言われています。そこで、当社では「シェアでんき卒FIT」というサービスを2019年11月から開始します。FITの期間満了を迎える太陽光発電システムをもつオーナー様を対象に、余剰電力の買取と蓄電池の販売を行うものです。

このサービスで膨大な件数の契約が発生する可能性があるわけですが、当社としては1件1件の利益はわずかですから、むしろ件数が多くないとビジネスが成り立ちません。クラウドサインの一括送信機能はそのときにも役立つだろうと考えています。太陽光発電の業界って、実はまだまだアナログなんです。工事一つとっても、これまでは電話とFAXが使われてましたから。そういう意味でクラウドサインが広まれば業界全体の効率化にもつながると思います。

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そういったアナログなやりとりが多い業界で、クラウドサインに対する反応はいかがですか。

電子契約は受け入れてもらえないかもしれない、というのを懸念していたんですけれど、事業者からクラウドサインについての質問やクレームみたいなものは一切ありません。

あと、これもクラウドサインにした決め手の1つでもありますが、B2BよりはB2C、つまりエンドユーザー様との契約締結に使うことについて不安があって、実際に利用してみてそれが解消できたのも良かったです。

事前にクラウドサインの導入事例を拝見してどういうサービスなのか把握できたのと、契約書の受信者側となるエンドユーザー様も使いやすいということもわかったので、安心して導入できました。当社サービス紹介サイトからシェアでんきに申し込まれた場合、やりとりはほとんどメールのみになるのですが、その相手のメールアドレスさえわかっていれば契約まで進められるのもいいですよね。

クラウドサインに対して何か要望がありましたら。

お話したように、契約書の種類はいくつかに分かれますので、契約締結したものをフォルダで分類したいと思うときがありますね。

また、契約書には日付の記入が必要になるので、お客様の方で当日の日付をもっと簡単に入力できるような機能があると便利かもしれません。お客様が入力する箇所はできるだけ減らして、簡単にシェアでんきを使い始められるようにしたいと思っていますので。

クラウドサインはチャットサポートも迅速に対応していただけますし、まだまだスタッフが沢山いるわけではない当社の事業においては、大きな支えになっています。